猿山に連れられ、オレたちはその中華料理屋へとやってきた。


キョロキョロと、猿山が辺りを見回す。


「うわー、今日はハズレばっかだな~」


「お前だって、十分ハズレじゃねーか」


「あ? 何か言ったか?」


「別に」



オレたちはテーブルに着き、注文を頼んだ。


お目当ての女子がおらず、猿山はガッカリとした様子だ。