オレの破裂と15分前




「……オイ」


「え?」


「お前、顔が酷いぞ」


「えっ!?」



慌ててナツミは、カバンから手鏡を取り出し、自分の顔を確認した。



「あっ!!」


「んな事やってたら、化粧が全部取れちまうだろ?」


「あ……。あああっ!!」


「バカなのか? お前は」


「んあ~っ! もぉ~っ!! 折角1時間も掛けたのにぃぃぃぃ~!!」



そう言うとナツミは、慌ててイスから立ち上がり、ダッシュで化粧室へと急行した。



「バカ、バカ、あたしのバカぁぁぁぁ~!!」


「………」



何度も繰り返し発せられるナツミの「バカ」のセリフは、この位置からでもハッキリと聞こえた。



つーか、店中のヤツらが全員見てるぞ、お前の事を。