オレの破裂と15分前




ふと横目を向けると、ベンチにはウチの会社のOL二人組がいた。


2人は、相も変わらずランチボックスを広げては、キャーキャー騒いでいる。




「これは誰にも言っちゃダメだけど……」


「なになに?」


「総務課にさ、広崎ナツミっているでしょ?」


「あー、あのボーッとした娘」


「あの娘がさ、営業の石上さんと付き合ってるんだってぇー!!」


「えー!! ウッソー!!」



オレは何となく、2人から顔をそむけた。




「あの娘って、結構思いこみが激しいらしいの」


「うんうん」


「何かね、同じ課の人にちょこちょこと恋愛相談してたみたいで、『こんな自分と一緒にいると、相手が不幸になるかも』とか言ってたんだってー」


「えー!? 考えすぎでしょ~!?」


「でっしょー!! 超ネクラだよねぇー、その考え!!」



OLどもの話を聞いているうちに、ナツミが言ったセリフを思い出した。


オレが「本当にキスが好きだよな?」ってからかった時だ。