オレは公園の草むらに寝っ転がり、しばし考えた。
『アイツは一体、何が言いたかったんだ?』
やはりオレには、観覧車でナツミが何を言いたかったのか分からない。
『オレたち、出会わない方が良かったのか……?』
『会社まで休んでまで。バカだろあいつ』
『まさか、これがキッカケで会社を辞めないよな?』
グチャグチャと頭の中に、負の想いが浮かんでは消える。
『そんなに別れたきゃ、ストレートに言えよ。こんな事にならずに済んだのに』
そして、色々考えた結果、ようやく結論が出た。
ストレートに言える訳が無い。アイツの性格を考えると、あんな言い方になるのか。
しかし、別れるなら別れるで、もう少しちゃんと別れたかったとも思う。
「ナツミ……」
高い空を見上げ、アイツの名前をポツリと呟いた。


