オレの破裂と15分前



♪ピンポンパンポーン




『まもなく、扉が開きます。どうぞ足下にお気をつけの上、ご降車下さい』




観覧車のスピーカーから、無機質なアナウンスが流れる。




おい、ちょっと待ってくれ。


どう言う事なんだ。


全く理解が出来ない。




しかし、声が出ない。




「くっ……」




オレは、ナツミの震える肩に手を掛けようとした。




「近寄らないでっっ!!」




バシッ!!


ナツミはオレの手を、思いっきりはね飛ばした。



「もうぅ……。これ以上……。優しくっ……、ヒック、されたらぁ……。あたしぃ……」


「………」


「ツライよぉ……」




ナツミの顔は、涙と鼻水でグチャグチャだった。