オレの破裂と15分前



「本当はさ、アナタの前に、運命の人が現れるはずなのに……」



コイツは、一体何を言ってるんだ!?



「あたしと出会ったばっかりに、その運命の人を逃してしまったら? って考えると……」



オレは、ナツミの言葉を一つずつ解釈しようとした。


しかしその答えは、何も出てこなかった。



「本当に好き。今でも好き。出会った頃から、ずーっとずーっと大好き。憧れていた人と、こんな時間が過ごせたんだもん」



ナツミは、クルリとオレの方を向いた。



「だからもう、後悔は……」


「……」


「トシユキっ……!!」



ナツミの涙に震えるその姿を、オレはただ呆然と見続けるしかなかった。