オレの破裂と15分前



「あなたみたいに優しくて、男らしくて……」



ナツミは、震えた声でオレに語りかけた。




「誰よりも、人を愛することが出来る人にはさ……」




そんなナツミの姿を、オレはジッと見続けた。



「運命の人が、必ず現れるんじゃないかって……」




そう言うとナツミは、ポロポロと涙をこぼし始めた。




「おい……?」




「きっと、その人はさ、あなたを大好きすぎて、たまらないと、思う……」




オレは、何も言葉が出なかった。




「ねぇ? これ、伝わるかなぁ? ねぇ、伝わってるの?」



ナツミの瞼(まぶた)からは、どんどんと涙が溢れ出ている。



「なんで、あたしはいつもこうなの……?」



ナツミは肩に力を込め、ブルブルと身体を震わせていた。