オレの破裂と15分前



デート当日は、春のうららかな陽気に包まれた、とても気持ちの良い快晴となった。



植え込みに咲く満開の桜が、とても綺麗だった。




「うわぁ~!! いっぱい咲いてるねぇ~」



ナツミは、全力疾走で桜の木へと向かった。



「オイ、そんなにはしゃぐな。危ねぇだろ?」


「へへっ☆ へーきへーき!!」



元気いっぱいにはしゃぐナツミを、遠目でジッと見つめる。



「………」



やっぱオレ、こんな子供みたいなナツミでも……。



「ねぇねぇ、早くおいでよ!!」



一人の女として、ちゃんと見る様になったのか。



「もーっ、早くしてよぉ~!!」



本当、いつからだろうか?



オレは、ズボンのポケットに入れてある、指輪の箱をギュッと握りしめた。