オレの破裂と15分前



「えーと……」


「ハイぃ?」



デブ店員は、気味の悪い営業スマイルをこちらに向けてきた。



「多分、格好つけたデザインよりも……」



頭の中で、必死にアイツの趣味傾向を思い出す。



「可愛い感じの方が喜ぶな。アイツは」


「はぁはぁ、なる程~」


「だからそんな感じで、適当に用意して」


「はい、かしこまりましたぁ」



ふぅ、これでOKか。




「では、指輪のサイズはいかが致しましょうかぁ?」


「あ……」


「お相手の方の、指輪のサイズは何号でしょうかぁ?」



いかん、すっかり忘れていた。



「ご存じないですかぁ?」


「……」



マズい。



今アイツに連絡して確認を取ったら、何の意味もない。