「イヤッ!!」 ナツミは首を横に振り、ギュッとオレの腕を掴んだ。 「イヤなの」 「ナツミ……」 「行こうよ」 ナツミは、意を決した様だ。 「お前、いいのか?」 「このままじゃ、このままじゃダメだよ、きっと」 「そうか……」 オレとナツミは、身体を離した。 「トシユキ」 「ナツミ……」 そして、目線で合図を送った。 「行くぞ」 「うん」 ウイーーーーン オレたち二人は、ホテルの自動ドアを開けた。