ギュッ!! 「キャッ!!」 オレはナツミを、後ろから強く抱きしめた。 その震える肩を、止める勢いで。 「すまねぇ」 「と、トシユキ?」 「オレのせいで……」 「あっ……」 「このままでいいんだ、このままで……」 「んっ……」 ナツミは、オレに腕を絡ませてきた。 何かを、求めている様な手つきだ。 「今日は帰ろうぜ、もう」 ナツミの手から傘は離れ、2人はずぶ濡れとなっていた。