目の前には大将が握った、ピカピカの寿司たちが並んだ。
「うわ~っ美味しそう! いっただっきま~す!!」
ガツ! ガツ!! ガツ!!!
森本先輩は、とんでもないスピードで寿司を食っていった。
「あの……」
「ふぁんだ?(何だ?)」
「いや、食ってからでいいです」
「ふぁいふぁい(ハイハイ)」
ゴク……ゴク……ゴク……
森本先輩は、一緒に頼んだ日本酒を、一気に飲み干した。
「ぷっはぁ~あ!!」
「あの……」
「何? アンタも飲む?」
「いや、結構です」
オレは会計の事で頭が一杯になり、すでに悪酔いをしていた。


