「タイ、ハマチ、タコ、イカ、カツオ、エビを二貫づつで!!」
「あいよっ!!」
店の大将は、気前のいい返事をした。
「あの……」
「ん? 何?」
「この後、どんくらい食う気ですか…?」
「アハハ。女の子にそんな事聞いちゃ、ダーメ♪」
「誤魔化さないで下さいよ。まだ食いますよね?」
「当ったり前じゃん。何を言ってるの?」
ったくこんな細い身体なのに、何処に入るって言うんだよ!?
「で、お連れさんのご注文は?」
大将は、オレの顔を覗き込んだ。
「お茶だけでいいです……」
その値段を計算しただけで、オレはゲップが出そうな気がした。


