オレは森本先輩に引きつられ、寿司屋へとやって来た。 「あの……」 「ん? 何?」 「アレなんですけど…」 そう言ってオレは、壁のお品書きを指さした。 かかっている看板の値札はすべて“時価”と書かれていた。 「あー、うん。美味そうだねぇ。どれから頼もうか?」 「いや、オレが言いたいのは……」 「すんませーん!! 大将ー!!」 ダメだ。ちっとも話になんねぇ。