「南条せんぱ〜い!片桐くんがー、片桐くんがー!!」 「あー、はいはい。また美羽ちゃんは片桐にいじめられたんだよね?可哀想に…」 南条先輩はそう言って、私の頭を優しくなでなでしてくれる。 「片桐くんってヒドいよねえ美羽ちゃん?こいつが次の剣道部の主将だよ?どう思う??」 「あ、ちょ…先輩!!」 「えええええ!?片桐くん、主将さんになるのっ!?」 「あれ?まだ片桐言ってなかったの??」 南条先輩はキョトンとした感じで、片桐くんと私を交互にみている。 聞いてない!!聞いてないよお!!