「あの…っ」
「………ほら」
「あ、うん!!」
片桐くんはパッと私に指輪の箱を差し出し、私は素早くその箱を受け取る。
「あ、開けても…いい?」
高ぶる気持ちを抑えながら、片桐くんに上目遣いで言った。
「―――っああ…」
「う、うん!じゃあ…」
可愛らしい真っ赤なリボンをほどいて、パカッと箱を開ける。
そしたらその中には、小さな可愛らしい指輪が入っていた。
真ん中にはピンクのリボンがあり、シンプルだけど凄く可愛らしい。
「……可愛い」
「ふふ、やっぱりその指輪だったわね。その指輪はね、意味があるのよ」
「意味?」
片桐くんも知らなかったのか、ミサキさんが言った言葉に私よりも早く反応した。
「その指輪の意味は、“永久の愛を、君に捧ぐ”。今流行ってるのよね、その指輪」



