「へ―――!?」
いきなり腕を掴まれ、体にビクウッ!!と思い切り力が入る。
だ、誰―――っ!?
「………え…っ」
「……何で、剣道場…来ないんだよ」
息を切らしながら、片桐くんは私の腕を掴んだままそう言った。
な、何で…っ
「……べ、別に〜」
「今日は…お前の、誕生日なんだろう?」
「―――っ…」
片桐くん…
「覚えててくれたの?」
「あんだけワーキャーとお前が騒ぎ立てれば、嫌でも覚えるよ」
前髪をガッとかきあげて、片桐くんは一回だけ深呼吸をした。
「………なあ、何で今日に限って…」
「別に、覚えててくれなくても良かったのに…」



