キーンコーン…と、放課後になるチャイムが鳴り響いた。
私はスクッと立ち上がり、テトテトと歩きながらいつものように剣道場に向かう。
「………あれ?」
夕日に照らされた廊下の向こうに、見慣れた人影が……
「片桐…くん?」
「―――っ!?」
私が片桐くんの名前を呼ぶと、片桐くんはビクリと肩を震わせた。
「?片桐くん、剣道場にはまだ行かないの??」
「あー、ん。今行くとこだから」
片桐くんはそう言って、よそよそしく私から離れて行った。
「片桐くん?」
私はサカサカと足早に行く片桐くんの後を、必死に小走りで追う。
そしたらまた片桐くんは速度を速め、私が付いて来ないようにする。
「ちょ、片桐くん!?」
「あ、たーくーみー!!」
………へ??



