「〜〜〜〜〜っ!?」


音がたちそうなぐらい、一気に自分の顔が真っ赤になるのが分かる。

な、ななななな舐め…っ!!


「片桐…く…っ」

「………あま」


片桐はそう言ってベッと舌を出し、顔を歪ませた。

私のホッペに付いていたと言うことは、特に気になってないらしい。


「あ、あの…片桐くん…」

「どうした?美味しくなかったか??」

「そ、そそそんなことないよっ!!」


パッと、顔を上げる。


「すんごく、美味しかったよ!!」

「……そっか」


そう言って片桐くんは、フッと笑顔を見せた。

私の顔もそれにつられて、笑顔になる。