『すいませんが、橘さまというお客様からのご予約は承っていませんが…?』 「え!?」 う、うそ…なんで!? 「た、確かに昨日、ケーキの予約シートを出した…はず…」 出した?……いつ?? 「ま、まさか―――」 私はいったん「すいませんでした」と言って受話器を置き、急いで自分の部屋に行く。 そして制服を引っ張り出して、ポケットの中をガサゴソと探る。