「……美羽ちゃん、大丈夫?」
「南条先輩…」
声がした方を見ると、南条先輩が私をジッと見つめていた。
「南条先輩も帰るんですか?」
「何言ってるの。帰るんだったら、もうとっくに帰ってるよ。あと、アイツも」
そう言って、南条先輩は後ろに視線をやった。
そこには一人、コップを片手に持ってタオルを肩に掛けている……
「か、片桐くん!?」
「そんなデカい声出さなくても、充分聞こえてるよ」
「片桐…くん……」
とっくに帰ったと思ってたのに…私……
「よかった…片桐くん、残ってて…くれ、て…」
「だから、いちいち泣くなよ」
「だって〜」



