「いたた…っ」
「だ、大丈夫美羽ちゃん!?」
南条先輩が私に掛けより、心配そうに顔を覗いてくる。
「は、はい。私は大丈夫です。けど、料理が…」
目の前には、ひっくり返ってグシャグシャになった料理が幾つか…
せ、せっかくお母様が作ってくれたのに…っ!
「うぅ…っ」
「あーもー、泣かないで美羽ちゃん!!料理ならまだいっぱいあるから大丈夫。ね?」
「……はい」
私は涙目になった目を袖で擦り、立ち上がって散らばった料理を片付ける。
また失敗しないように、頑張らなきゃ…っ!!
「あ、片桐くんにお水持って行かなきゃいけないんだった!!」
そう思ってパタパタと台所に行き、急いで片桐くんにお水を持って行く。
持って……
「はい、片桐くん!お水―――」



