「すんごく美味しいよ美羽ちゃん!これは、全部お母さんが作ったの??」
「あ、南条先輩!!はい、ほとんどはお母様に作ってもらいました!!私は今、料理は習い中です」
「片桐くんのお嫁さんになるために」と頬を赤くして言ったら、横で片桐くんがゴホゴホとむせだした。
「だ、大丈夫片桐くん!?」
「おま…っ何…言って…っ」
片桐くんの背中をさするも、一向に片桐くんはゲホゲホ言っている。
「ま、待ってて片桐くん!私お水持ってくるから!!」
私はそう言ってスクッと立ち上がり、台所に小走りで向かう。
だが向かう途中、着物の裾に引っかかって前のめりになってしまった。
「へ…っ!?」
そのままグラリと、視界が揺れる。
「きゃああっ!?」
そんな声が響いた瞬間、ガシャーン!と大きな音が部屋を駆け巡った。
う、うそ…っ



