「私、橘美羽の母でございます。今日は、どうぞごゆっくりしていって下さいね」
お母様がそう言ってお辞儀をすると、剣道部員たちはみんなお辞儀をした。
そして私もお辞儀をしてから、料理をいっぱいテーブルに並べ出す。
「……てか橘、何でお前は着物に着替えてるんだ?」
「パーティーと言ったら、やっぱり着物でしょ片桐くん!!」
「……いや、何か間違えてる気がする」
片桐くんの遠い目は無視をしておいて、みんなに料理を配り分ける。
「わあ、すげー!」
「こんな豪華な料理、始めてみた…っ」
「さあさあみんな、いっぱい食べて下さいねえ!!」
私がそう言ったのを合図に、みんな箸を持って食べ出した。



