「な、ななな何で片桐くんがここにいるの!?試合は!?もう終わったのっ!?」
身を乗り出し、片桐くんにすがりつきながら返事を待つ。
「落ち着け橘!」
「で、でもでも…」
ウルッと、涙が出てくるのが分かる。
そんな私を、片桐くんは呆れたように頭を撫でてくれた。
「大丈夫だから。試合は、南条先輩にかわってもらったから」
「ふぇ?」
南条…先輩?
「な、なんでなんで?なんで試合に出なかったの??」
「“なんで”が多すぎんだよ。とにかく落ち着け。な?」
「片桐…く…っ」
片桐くんの大きな手が、私の長い髪をスッとといていく。
ひゃう…は、恥ずかしいよぉ…
「あ、あの…っ」
「あ、美羽ちゃん目が覚めたの??」



