片桐くんの名前が出てきたので、一気に目がキラキラと輝く。
「………実は今日…さ。片桐が主将になって、初めての試合があるんだ」
「…―――え?」
ドクリと…嫌な心臓の音が全身を支配した。
最初は意味が分からずに呆然として、意味が分かった途端に熱が一気に上がっていく。
「そ、そんな!!何で言ってくれなかったんですか!?」
「片桐から止められてたんだって本当に!!」
南条先輩のシャツを掴んでガンガン揺する私に、先輩は両手を出してストップをかける。
てかてか、こんな事をしている場合じゃなああああいっ!!
「い、いい今すぐ行かなきゃ!!先輩、場所を教えて下さいっ!!」
「ちょ、美羽ちゃん落ち着いて!たぶん今から行ったって間に合わないよ??」
「そ、そんなの行ってみなきゃ分かんないじゃないですか!!」
「―――服だよ、服!!」



