言っちゃあ悪いが、南条先輩は休みの日まで学校に行くような真面目な人ではない。
部活にしてもだ。
それなのに何故か制服をバッチリ着て、学校の鞄まで持って歩いているのだ。
「え?ああー……ちょっとね」
「………先輩、何か隠してます??」
南条先輩の言葉には、何か妙な間があった。
それを私が見逃すはずもない。
「えー?別に何もー??」
「………南条先輩、教えてくれないと先輩は三股かけてるって言いふらしますよ」
「な、何でそれをっ!?」
南条先輩。橘美羽を甘く見てもらったら困りますよ。
「………はぁ、バレたことは仕方ないかあ。片桐に言うなって言われてたんだけど…」
「片桐くん??」



