【完】好きです片桐くん!!




「じゃあお母様、買い物に行ってきます!!」


私がそう言ったら、家の奥から「行ってらっしゃ〜い」という品のいい声が聞こえてきた。

さて、何を買いに行こうか。


「……やっぱり、パーティーに特大ケーキは必要よね!」


私が作ってもいいが、私がしたらケーキというか…まず食べ物に見えないだろう。


「じゃあケーキを買いにレッツゴー!!……って、あれ?」


私が一人で「おー!!」と意気込んでいると、住宅街の道の向こうに見たことのある人影が見えた。

見たことある…ん??


「南条先輩?」

「え?あ、美羽ちゃん!!」


ニコニコ…というかチャラチャラとした笑顔で、私にブンブンと手を振る。

服は制服を着てはいるが、着崩しているのでチャラチャラした格好に見える。


「……って、何で制服なんて着てるんですか?」