いきなりうずくまった私に驚いて、片桐くんは急いで私に近寄ってくる。
「靴擦れか?」
「う…うん」
「ったく、無理すんな」
片桐くんはそう言って、ヒョイッと私を軽々と持ち上げた。
そしてそのまま、私を近くにあった大きな石に座らせてくれる。
「靴、脱がすぞ」
「あ、うん…」
片桐くんは私の足を持ち上げて、淡々と靴を脱がしていく。
チリチリと、靴擦れした部分が異様に痛い。
「……ちょっとヒドいな」
片桐くんは真剣な眼差しで、私の足を見つめている。
どんな時も、どんな表情も…やっぱり片桐くんは格好いい。
私……重症。
「仕方ない。誰か他の奴ら呼んでくるから、橘はここで待って―――」
「や、やだ!!」



