【完】好きです片桐くん!!




足をよく見てみると、少しだけかかとに血がにじんでいた。

ま、まさか靴擦れ!?


「こんな時に…っ」


それでも私は痛みを我慢して、なんとか片桐くんに追い付こうと走……


「あ…れ?」


片桐くん…どこ??


暗闇の中独りきりで、ポツンと立っている私。

見失った…?


「う、うそ…」


サアアーッと、顔から血の気が引いていくのが分かる。

ろうそくは片桐くんが持って行ったし、周りに灯りという灯りは無い。


「や、やだよ…私、暗いのダメなのにぃ…」


涙が目に滲み、前がよく見えなくなる。