【完】好きです片桐くん!!




いきなりミサキさんが、そう言って私と剣道部員さんたちの間に割り込んできた。


「なんだよ、邪魔すんなよ!」

「邪魔してるのはどっちよ?さあ、美羽ちゃんもこっちに来なさい!!」

「あ、はい!!」


そう言ってテテテッと、ミサキさんの後について行く。

そしたら横目に、ふとある人影が入り込んだ。


「あ、片桐くん!!」

「あ、橘……」


片桐くんは特に驚きもせず、私をジッと見つめている。


「私、マネージャーの仕事頑張ってるよ!他の剣道部員さんたちも優しくて、なんとか私でも…」

「………あ、そう」

「へ…?」


片桐くんはいつもより素っ気なくそう言って、私の横を通って行ってしまう。

あ…れ??


「か、片桐くん!?」