「でわ、両者前へ!」という審判員の人の声が聞こえた瞬間に、片桐くんはスクッと立ち上がった。 相手側は、あのスキンヘッドの人がスッと立ち上がる。 「うう…片桐くん…っ」 「……片桐…」 ギュッと目をつぶった瞬間、“ピーーー”っという機械音が会場内に鳴り響いた。 「頑張れー!」や、「いけ片桐ー!」という声が交差する。 「………」 私はただただ、黙って見ていることしか出来ない。 お願いだから、片桐くんを勝たせて神様!!