「………え?」
南条先輩がそう呟いた瞬間、ガラリと会場の扉が開いた。
あ―――!!
「片桐くん!!」
私がそう言ったと共に、他の剣道部員たちも歓声を送る。
南条先輩も手を振って、片桐くんに声援を送っている。
「きっと、片桐くんなら勝ってくれますよね」
「……あいつは、完璧主義だから」
「完璧…主義?」
南条先輩が言った言葉に、おもわず首を傾けてしまう。
完璧主義?片桐くんが??
「だからこそ片桐は、この前試合に負けて無理な練習をして…そのまま自滅」
南条先輩は呆れたように、肩を少しだけすくめる。



