「………美羽ちゃん、頭押さえてどうしたの?」
「はうう…聞かないで下さい」
私はそう言って、優しく自分の頭をさすりだした。
ううう…片桐くん、いくら私に裸を見られたからって叩かなくてもぉ……
「なんか、大丈夫そうじゃないんだけど?」
「あ、本当に気にしないで下さい。本当に本当に」
「あ、そう?」
南条先輩はそう言って、天井にかけてある時計をチラリと見た。
ここは試合会場。
もうすぐ、片桐くんの試合が始まる…。
「はう…ドキドキして来ましたぁ…」
「大丈夫だよ、片桐なら。まあ、焦らなければだけどね…」



