「ふぇ…?」
「ここには来るな。そう…言わなかったか俺?」
片桐くんの冷たい言葉に、ビクリと体が強張る。
そしてソ…ッと目を開けてみると、片桐くんはやはり怖い顔をしていた。
「あ、あの…お着替え中に入ってきたのは謝るから…その…っ」
「そんな事を、聞いてるんじゃない」
片桐くんはそう言って、顔を徐々に徐々に私に近付けてくる。
「片桐く…っ、せめて上着…着て?」
「面倒。橘を叱る方が先」
「わ、私今から怒られるの!?」
「あたり前だ!ここには来るなと言ったのに、何でお前は…」
はあぁ〜っと深いため息をつきながら、片桐くんはうなだれる。
そして眉間にシワを寄せ、フイッと私に顔を向けた。
「あ、あの…っ」



