「いやだいやだいやだ、いやだあああああっ!!」と、叫んで叫んで叫びまくる。 「橘、こんな住宅街で叫ぶな!近所迷惑だぞ」 「でもでも!私行きたいもん、片桐くんの試合…応援したいもん…」 目をうるつかせて、下を向いて片桐くんの制服の袖をクイッと引っ張る。 「―――っ…あのな、交流試合する相手が近隣の…いわゆる問題が多い学校なんだよ」 「問題??」 「そうそう!だから、美羽ちゃんが来たら危ないってことで片桐は来るなって言ってるんだよ??」 そう言って南条先輩は、私にガバリと抱き付いた。