「…………は?」

「片桐くん知らないの?プリクラだよプリクラ!!」

「いや、知ってるのは知ってるが…何でプリクラ?」

「だから、片桐くんと一緒に一度で良いから来たかったんだって!!」


そう言って片桐くんをプリクラの中に引き込もうとするが、片桐くんは体に少し力を入れる。


「片桐くん??」

「いや、でも…さすがにプリクラは……」

「デートと言ったらプリクラだよ!さ、早く入ろう!!ね?」


片桐くんを、ズルズルズル〜っと引っ張っていく。

そしていろいろとフレームやらカメラ位置やらを選んで、いざ撮影タイム!!


「や、やっぱり俺パス」

「だーめ!!」


出て行こうとする片桐くんの腕を掴み、絶対に逃げれないようにする。