ピタリと立ち止まって、片桐くんは私を見つめた。
「片桐くん?」
「……やるか?デート」
………へ??
ピタリと立ち止まった片桐くん。ピタリと体を固まらせる私。
「デ、デデデートぉ!?」
「何だよ?行きたくないのか??」
「い、いい行きたいです!!行きたいです!!!」
顔を縦に大きく振って、行きたいということを主張する。
「ねえ、いいのいいの?デートしていいの??」
「デートって言っても、もう時間も時間だし一カ所ぐらいしか…」
「あ、じゃあじゃああそこ行きたい!!いや、あっちも…うう、こっちもぉ…」
「………ははっ」
私を見つめて、片桐くんはフッと笑顔を見せた。



