顔を片桐くんの方に向けたら、互いに息がかかってビクリとなる。
「あの…つっ…」
「………橘さ、意外と…」
片桐くんが何か言おうとした瞬間、すぐ近くにある屋上の扉がガチャリと開いた。
「―――っ!?」
私は体を跳ねさせ、片桐くんも体を震わす。
だが何故か…片桐くんにホッペをギュッとつままれた。
「いひゃうっ!?」
「橘、意外と馬鹿面だな」
「ひゃいうあっ!!?」
片桐くんはグニグニ〜と、ホッペを引っ張ったり引っ張ったり引っ張ったり…
そして目の前には、さっき入ってきたと思われる子供たちが「わーっ!」とはしゃぎながら走り去っていく。
「………ふぅ」
「〜〜〜〜〜っ、いたい…」



