「……独りにして、悪かったな」 「………え…?」 片桐くんはそう言って、私の頭に自分の頭をコツンと当てる。 ひゃう…片桐くんの顔、凄く近いよぉ…っ!! 「あの、片桐くん。元をたどれば私がウロチョロしたせいだし…」 「俺を探して…だろ?」 「そ、それもそうだけど…」 この状況は嬉しいが、ここはデパートの屋上だ。 誰かがいきなり現れると言うこともある、デパートの屋上だ。 「あの、片桐くん。顔近いよ…誰か来たら…っ」 「………橘さあ」 「な、なに?」