私はスクッと立ち上がり、キョロキョロと辺りを見回して片桐くんを探し出す。
だけどやはり見つかることはなく、時間だけが過ぎていく。
「ううう…片桐く〜ん…」
「あ〜あ。やっぱり片桐、美羽ちゃん置いて行っちゃったんだ」
「え?あ、南条先輩!?」
いきなり後ろから声がして、ポンッと肩を叩かれる。
一人でほぼ迷子状態だったので、知ってる人が来てくれて少しホッとする。
「あ、あの、何で南条先輩がこんな所に?」
「ん?ああ。もしかしたら片桐が美羽ちゃんをほったらかしてるかもって思ってさ。そしたら…ね?」
「あ、あはは…」
あうう…図星だよぉ…。



