【完】好きです片桐くん!!




私、片桐くんの家飛び出す時、鞄持ってくるの忘れてたんだ…。


「……じゃあな」

「ふぇ!?」


片桐くんは本当にそれだけの用事だったらしく、そう言って私に背を向けた。

そうだよね…私のためなんかに、追いかけてくれるわけ……


「………つっ…」

「………」


泣くのを必死にこらえる私を、片桐くんはまじまじと見つめている。


「………この前」

「……片桐くん?」


片桐くんは何を思ったのか、いきなり私に向かって話し出した。