「ふぎゃあ!?」 いきなり誰かが、私の頭を思い切り叩いた。 ジンジンと、頭に激痛が走っていく…。 「いったあ!!」 「街中で馬鹿や好きだや…人の目も考えろっ!!」 「か、片桐く…っ!?」 また大声を出そうとした瞬間、片桐くんにグッと手で口をふさがれる。 「んんんっ!?」 「―――ったく…追いかけてきてよかった」 「………ん?」 追いかけて…きた? 「か、片桐くん…私のために追いかけて……」 「馬鹿か。これだよ」 片桐くんは本当に呆れたように、バッと何かを差し出した。 ………あ、鞄。