そう言って片桐くんは、ツカツカと私を置いて歩いていく。 それを私は、必死に後ろから追いかける。 「ま、待ってよ片桐くん!ふ…普通は、女の子の歩くスピードに合わせるものだよ!!」 「彼女でも何でもないんだから、別にいいだろ」 「よ、よくないよお!!」 気温はそこまで暖かくはないのだが、私の額には何粒もの汗がにじみ出ている。 だいたいがスイカ1.5個分の身長差だ。私が片桐くんの歩幅に合わせるのなんて到底無理だ。