片桐くんは出していた食材を全部片付けると、何故か自分でお粥を作り出した。
「か、片桐くんは寝てないとダメだよ!!お粥は私が……」
「いいから橘は黙ってろ!それにたぶん、橘が作ったお粥食べたら病状が悪化する」
片桐くんは何かを思い浮かべ鳥肌を立てながら、お粥をちゃくちゃくと作っていく。
「………」
私…役に立てないのかなあ?
「………ん?」
ふと目線を向けた壁際に、使い古した竹刀が置いてあるのが見えた。
これ、片桐くんの…
「そう言えば片桐くん。練習のしすぎで風邪引いたんでしょ??」
「さあな。まあ、何かこの頃寒いからな。そのせいで…」
「片桐くん、自分の体は大切にしないとダメだよ…」
「………は?」



