「ダメだ。心菜は女の子なんだから、こんな時間に一人で帰らせるわけにはいかない」


「いいって！一人で帰れる」


「俺が嫌なの！送らせろよ」




15分後…



「お前って意外と頑固なんだな」



「だって迷惑かけれないし…」




10分の口争いの末に、私は陸の車へ再び乗っていた。



口で男の陸に負けてしまった・・・




「心菜の家どこら辺？」


「そこの公園の裏の一軒家…」




本当に陸の家から私の家は近い。



徒歩何分だろ…




「あそこが私の家」


「…本当に近かったんだな…」





陸は私が指さしている家の前で車を止めた。




なんとなく……、もう陸と会えないような気がする。



連絡先も陸の家も知ってるのにね・・・





何でだろ…

何なんだろ…



わかんないや・・・



この、複雑と言うか…混乱と言うか…モヤモヤした感じ？




どうすればスッキリすかなぁ？