君に愛の唄を



自業自得だね。


その時、私の目の前に一台の車が止まった。


危ない…!


と咄嗟に立ち上がって歩き出した。



「待って下さい!」



そう聞こえた時、私の手が掴まれた。



「いやっ、離して!」



私は必死に抵抗。

だけど、相手の方が力が強くて……


もう、離しなさいよ!!



「話を聞いて下さい、心菜さん!」



その瞬間、私は動きをピタッと止めた。


何で私の名前を?


私の手を掴んでいる男性はスーツを着ていて背の高い…大人の男性。


こんな人、知らない。