コーヒーを飲み干し、喫茶店をでて、霊能力者に別れを告げた。
霊能力者は最後にこんなことを聞いてきた。
「成田さんは直子さん以外の幽霊に会ったことはありますか?」
「いえ、無いと思います」
「幽霊は程度はちがえど、みんな直子さんのように傷だらけなんです。
でもあの傷ってね、実は消せるんですよ。いとも簡単にね。でも大半の幽霊は消そうとしない。
なぜだか分かりますか?」
「・・・何となくですが分かる気がします。多分知って欲しいからだと思います」
自分が死んだ時、どれだけつらく、痛かったか。
どれだけ無念だったか。
誰かに知って欲しい。
聞いてほしい。
だから彼らは傷で語る。
霊能力者は最後にこんなことを聞いてきた。
「成田さんは直子さん以外の幽霊に会ったことはありますか?」
「いえ、無いと思います」
「幽霊は程度はちがえど、みんな直子さんのように傷だらけなんです。
でもあの傷ってね、実は消せるんですよ。いとも簡単にね。でも大半の幽霊は消そうとしない。
なぜだか分かりますか?」
「・・・何となくですが分かる気がします。多分知って欲しいからだと思います」
自分が死んだ時、どれだけつらく、痛かったか。
どれだけ無念だったか。
誰かに知って欲しい。
聞いてほしい。
だから彼らは傷で語る。


