14怪談

一つ目の階段を上がると、足が勝手に動き、一段、二段と勝手に階段をのぼっていく。



手すりが僕を見てにやにや笑っていた。




カチリ・・・カチリ・・・



拳銃の引き金を引くような音が辺りに響いていた。





笑いたくもないのに僕は笑っていた。




あははははは。あはあはははははは。




「キャキャキャ」



あはははは。ははh。




僕以外の笑い声が混じっていた。