案内された掘ごたつの奥の部屋に、対面するように僕らは座った。
日本酒と適当につまみを頼んだ。店員の後ろ姿を見送ると、直子は落ち着かない様子でキョロキョロと視線を泳がしていた。
「どうしたの?」
「いえ・・。実は男性とこういう場所に来たことないので落ち着かなくって」
「へぇ・・。見たところ二十歳は過ぎてるみたいだけど。彼氏とかいなかったの?」
彼女のくすんだ頬が赤みを帯びて、ブンブンと首を横に振った。
「彼氏なんて出来たことないですよ。私はクリスチャンですから、交際は結婚を前提とした方じゃないと出来ません」
なるほど。よく見ると彼女の胸元には十字架のネックレスが輝いていた。
悪霊が十字架を身につけてるんじゃねぇよという突っ込みは、この際なしにしておこう。
日本酒と適当につまみを頼んだ。店員の後ろ姿を見送ると、直子は落ち着かない様子でキョロキョロと視線を泳がしていた。
「どうしたの?」
「いえ・・。実は男性とこういう場所に来たことないので落ち着かなくって」
「へぇ・・。見たところ二十歳は過ぎてるみたいだけど。彼氏とかいなかったの?」
彼女のくすんだ頬が赤みを帯びて、ブンブンと首を横に振った。
「彼氏なんて出来たことないですよ。私はクリスチャンですから、交際は結婚を前提とした方じゃないと出来ません」
なるほど。よく見ると彼女の胸元には十字架のネックレスが輝いていた。
悪霊が十字架を身につけてるんじゃねぇよという突っ込みは、この際なしにしておこう。


